スイッチパネルの製作


私はタバコを吸わないので灰皿が必要ありません。
そこで、この位置にS2000プッシュスターターなどを取り付けようと考えました。


1.パネルの構想

 パネルに付けたいものは次の3つ
 
@ S2000プッシュスター ター
 S2000に標準で搭載されているもので
 エンジン始動がスイッチを押すことで可能になる
A VTECインジケーター
 ハイカムに切り替わったときにLEDが点灯
B ラジエーターファンスイッチ
 水温が95℃付近になると作動するファンを
 手動で好きなときに作動させるスイッチ

まずは部品を集めます。

S2000プッシュスターター関係 (PRELUDE WalkerさんのDIYを参考)
 S2000用プッシュスターターASSY
 ターボタイマーハーネス  
 30Aリレー
 3極カプラー
 10Aヒューズ

スターターASSYはディーラーで、ハーネスやリレーなどは黄色い帽子なんかで手に入ります。


その他の部品として右図のように
 台座付きLED 
 400Ω程度の抵抗 
 2P ON-OFF トグルスイッチ 
 レタリングシート

を購入しました。
新潟市のダイエー5Fには
電子パーツコーナーがあって便利!


灰皿部分に収まる大きさを測定して
スイッチパネルを右図のように設計しました。
穴の直径は購入するLEDやスイッチによって決定します。

材料は厚さ3mmのアルミを使用して
マシニングセンタという装置で加工しました。
(学校の研究室に装置があるので)

画像をクリックで拡大


2.パネルの製作

アルミを設計通りに加工したら塗装します。
私はホームセンターに売っている
鉄用の安いスプレー(400円くらい)を用いて黒に塗装しました。

塗装が終わったらレタリングシートを用いて
文字を貼り付けます。
全体の文字の高さがそろわないと安っぽくなるので注意!
「NOS」システムはもちろん搭載していないのでシャレです。

文字を貼ったら、その上からクリアのスプレーを吹きます。
こうすればレタリングした文字が簡単にはがません。

塗装がすべて終わったらパネルに部品を取り付けていきます。


文字は感じにしました



部品を取り付けた状態
次は灰皿の加工です。
灰皿に直接パネルを貼り付ければ
車への取り付け、取り外しが簡単に出来ると考えました。

@
灰皿の蓋を外す
A
灰皿の口は曲面になっているので平らになるように
金属製のやすりでひたすら削る
B
スイッチが入るスペースを確保するために切り取る
C
プッシュスターターが入るスペースを確保するために切り取る

B、Cはドリルで穴をたくさん開けてから
糸鋸やニッパーで繋げるように切りました。

この灰皿のプラスチックは非常にもろく簡単に割れてしまうのですが
ガムテープを張って加工すると割れにくくなりました。
灰皿にパネルを取り付けると下図のようになります。
固定はボルトで強引にしてしまいました。

 


3.車との配線

次は配線をしていきます。

@S2000プッシュスターターの配線
 PRELUDE Walkerさんとナタク’s  FACTORYさんのDIYのページに詳しく載っています。
 そちらが非常に参考になります。

AVTECインジケーターの配線
 ハイカムに切り替わると12Vが流れる線がECUにあるので
 そこから分岐タップでLEDの+側に下図のように配線。


VTECインジケーターの配線図

 
画像@
VTECのハイカムの信号線と
ラジエーターのファンの配線は
上図のコネクタの位置にあります
 VTECのハイカムとラジエーターファンの
 詳しい配線はコネクタのこの位置になります。
 これは画像@を左側から見ている図と思ってください。
Bラジエーターファンスイッチの配線
 ファンを作動させるにはECUのコネクタの中にあるファンの配線をアースさせるだけです。
 スイッチONでファンを作動させたときにLEDが点灯するように下図のように配線。


ファンスイッチの配線図

その他の配線
 「NOS」のスイッチの配線は上記のファンスイッチの配線図にあるLED部分だけを使用しました。
 つまり、スイッチを入れてもLEDが光るだけです。


最後に車に装着して作業終了です





運転席からはこのように見 えます

スイッチONでLEDが点 灯
もちろんファンも回ります

S2000のプッシュスターターはやる気にさせてくれますね。
助手席からも押せる位置なのでエンジン始動が楽しんでもらえます。

イグニッションONでスターターの文字が点灯するのもGOOD!

ラジエーターファンスイッチもかなり良いです。
渋滞にはまったときや、エンジン停止の1〜2分前によく使用してますが
水温上昇を抑えることが出来て、だいたい85℃以下にはなります。

VTECインジケーターはこの位置だと運転中には確認しずらいですね。
意識して見たときに「おっ、光ってるな!」って思える程度。

「NOS」のスイッチは・・・スイッチONで馬力UPの気分が重要!


スイッチパネルを作ることでレーシーな雰囲気になりました。
皆さんも独自のスイッチパネルを製作してみたらどうでしょう?


〜追記〜

カーボンパネルを同じ寸法に加工してスイッチを移植しました
(2005年3月6日の日記参照)

ますますレーシーな雰囲気に!
そして「NOS」のスイッチはETCの電源にしてみました
(2005年2月19日の日記参照)



 DIYへ戻る       HOMEへ