LLCとラジエーターの交換


3.LLCの注入

ラジエーターキャップ取付け口に
ペットボトルの上部を切ったものを
ビニールテープなどを用いて固定します。

LLCをラジエーターの口元まで補充します。
今回はビリオンの"SUPER THERMO LLC TypeR"を使用。
薄めないタイプのLLCで、冷却効果UPしそうです。
(4Lに対して1Lの水までなら薄めてもOKみたい)

プレリュード(Si-VTEC MT車)の純正ラジエーターでは、
LLC交換時の規定量は4.2Lです。

2層式にするにあたり、6L用意していたのですが
6Lでも足りず、500mlほどは水道水を足しました。


ペットボトルの口の大きさが
ラジエーターの口元と合う

LLCを補充したら次はエア抜き。

サーモスタットケースのところに
ブリージングボルト(10mm)があります。
このボルトを緩めて、エンジン内のエア抜きをし、
エアが抜けてLLCが溢れてきたらボルトを締めます。

後はアッパーホースなども手で潰したりして
ホース内のエア抜きを行います。


正面から見てエンジンの左側

エンジンを掛けて20分ほどアイドリングをします。

エンジンを止めてLLCが減っていれば補充します。
また、リザーブタンクにもMAXまでLLCを補充。
再度エンジンを掛けてエア抜きを繰り返します。

水面が下がらなくなったのを確認して
ラジエーターキャップを取付けます。

しばらく走ってからもLLCが減っていないか、
LLCの漏れがないかを確認してみると良いです。


作業終了後の様子

LLCとラジエーターの交換で確実に冷却性能UPしました。
走行中であれば気温35度でも水温は85〜90℃をキープ。
前よりも3〜5℃程度は水温が下がっています。
(※CPUから信号を取る水温計)
また、停車時での水温上昇も緩やかになりました。
(ファンが回りだす95℃以上にはなりますが)

しかしながら、ラジエーター本体の2kg増に加えて
使用するLLCの量も2L程度増えているので
トータル4Kg近く増量したことが唯一の弱点。


今回の作業での一番の壁はエンジンドレンボルトを緩めることでした。
見えない位置にあり工具を入れるスペースもほとんど無のはどうかと…
エンジンドレンボルト以外では特に問題もありませんでした。
ラジエーター交換はそれほど難しい作業ではないと思いますよ。


1.LLCの抜き取り
2.ラジエーターの交換



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