デイライト作成


フロントウインカーレンズに光らない部分があったので
そこにデイライトを入れてみることにしました

デイライトについては2008年5月の日記に書いているだけだったのですが
プレリュードミーティングに参加した際に
このデイライトが好評だったので作成方法を紹介します



デイライトは視認性が重要です
歩行者からも見えやすいように
指向性が強くない、広角のLEDを探しました

購入したLED
 発光色:青
 形状:φ5mm 帽子型
 指向角:120°
 基準電流:20mA
 光度:1000mcd

LEDを固定する板は厚さ2mmのアルミ板にしました


φ5mm 青色LED t=2mmのアルミ板

ウインカーレンズはカマボコ状になっています
その形状に合うようにLEDを並べられるよう
寸法を調べながらアルミ板にケガキ線を入れて
ポンチを打ってからドリルで穴を開けました

実はアルミ板に対して斜めに穴を空けています
その理由はLEDを並べた画像の所で説明します



ケガキ線を入れてポンチを打ち ドリルで穴あけ

空けた穴にLEDを並べていきます
穴の角度に合わせて斜めに固定します
固定方法はホットボンドにしました

ホットボンドで固定 表はこんな感じです

LEDは画像のように水平、垂直方向で
それぞれ角度を付けて固定しています


角度を付けている理由は
ウインカーレンズを車体に取り付けた際に
LEDが正面方向を向くようにするためです

LEDが正面を向いていない場合は
対向車や歩行者の視点で見た際に
(つまり斜め方向からデイライトを見た場合)
片側だけ明るく見えてしまいます

両側で同じ明るさに見えた方が
後付けした感じがないので角度には気を使いました

水平方向の傾き 垂直方向の傾き

アルミ板を切り出す前に
LED同士をハンダ付け

アルミ板を切り出してLEDユニット完成


LED同士をハンダ付けしてから 切り出しました

続いてウインカーレンズの加工ですが
分解はできない構造のため
ウインカー上部に穴を空けました
(このスペースがウインカーが光らない箇所)

ハンダゴテで外周を溶かして穴を空けてます
刃物を使うと削りカスが出てしまい
レンズ内に入ると厄介なので
熱で溶かすことにしました

LEDユニットも問題なく入りました

上部に穴あけ LEDユニットも収まる

電流制御には定電流ダイオードを使用
画像では定格電流10mAのダイオードを
2個セットで使うことで20mAにしています
しかし、これは駄目な例です!

後からLEDが一部点灯しなくなるトラブルが続きました
仕方ないので分解して通電しなくなったLEDを交換
それでもまた数ヶ月するとLEDが切れました

原因はどうやら過電流
実は10mAの定電流ダイオードでも公差があり
実際は8〜12mAにバラつくようです
そのためLED基準電流20mAを超えていたみたいです

後から定格電流18mAのダイオード(実際は16〜20mA)
が発売されたのでそちらに変更したところ
LEDが切れることは無くなりました


LEDユニット背面に定電流ダイオードの
基板を付けてみたところ
ウインカーレンズに空けた穴に入る
ギリギリの厚さに収まりました

定電流ダイオードをハンダ付けして LEDユニットと合体

電池での点灯テストも問題なし
(9Vの電池なので発光は暗いです)

ウインカーレンズに収めた状態でも
レンズのカマボコ状の段差に合わせてあるので
歪みもなく綺麗に見えます
点灯テスト レンズに入れても綺麗です

レンズ上部に空けた穴の蓋には
プラスチック板を使いました

穴と同じ形状にプラ板を切り出し
ホットボンドで隙間を埋めてます

また、配線用には別途、ドリルで穴を空けてます
その穴の回りも防水のためホットボンドを盛ってます


車両取り付け時のLED点灯配線には
スイッチとリレーを使ってゴニョゴニョやってますが
保安基準としては
 ・エンジンを掛けたら自動点灯する
   (スイッチによるON・OFFは禁止)
 ・前照灯の点灯で自動消灯する
ということらしいです

プラ板を切り出し ホットボンドでシーリング


販売されているデイライトは1〜2列のものが多いですが
自作デイライトは面積が大きい発光になっているので視認性は良いです
斜めからの視認性も問題なし

曇りや雨の日、夕方はかなり目立つので
安全性に貢献していると思います




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